Nピボレポート
2024年2月28日(水)ランチタイムに、【JFRA非公認】日本最大のファンドレイジングイベントFRJの登壇者が、勝手にその魅力について話す会を実施しました。FRJ2024に登壇する4名と、約10名の参加者の皆さんと一緒に、国際協力NGOのファンドレイジングについて様々な話をしました。
まず、登壇者4名の自己紹介をしました。FRJ参加歴や、なぜFRJにセッションを出すことにしたのかを話していただきました。FRJでは、オンデマンドセッションがあり、参加者が立候補してセッションを出すことができる仕組みがあります。
とのことでした。
次に、登壇者が出しているオンデマンドセッションの内容について、お互いに感想を述べたり、質問をしたりする時間をとりました。
地球市民の会の鈴木さんが出しているセッションについては、「毎日寄付、寄付やせなどの逆張りが面白い」「ちょっとしたアイディアが大切」「駐在員が前面に立つファンドレイジングを真似していきたい」などの感想が出ました。
AAR野際さんのセッションについては、「奇抜な方法ではなく、基本を積み重ねていくことが大事なんだと感動すら覚えました」「里親制度の継続率が高いことに驚いた。支援期間が決まっているというのは、支援者にとって良いことなのかもしれない」「駐在員の顔が見えるアプローチを真似したい」「忘れられた危機下でのファンドレイジングは、国際協力業界ならどこでも悩んでいるテーマ」などの感想が出ました。
テラ・ルネッサンス小田さんは2本のオンデマンドセッションを出されています。「こういう風にデータを活用すればよいとわかり、真似したい」「データをもとに自団体の特徴を生かしたファンドレイズを行っているのがよくわかった」「法人寄付が多い秘密がわかった」「哲学を伝えるという視点を得た」「ファンドレイジングだけでなく、現地の人に自尊心を持ってもらうためにもデザインは役立つ」など、面白い話がたくさん出ました。
井川さんからは、「3名の方のセッションを全て見ることで、国際協力業界全体のファンドレイジングの悩みや、それに対していろいろな方法で対応していく様子が見れた」という感想が出ました。国際協力は、ウクライナなど一時的にスポットが当たったところだけは支援が集まりますが、それ以外のほとんどが「忘れられた危機」となり、支援が集まりづらいです。そこを乗り越えるために、鈴木さんのように「面白さ、気軽さ」で興味を持ってもらったり、小田さんのようにデザインの力で哲学を伝えたり、野際さんのように顔の見えるアプローチを丁寧に積み重ねていくという方法があるのです。
他にも、ここには書ききれないほどたくさんの話題が出て、これだけでも勉強になるイベントでした。FRJ2024に参加したいという意欲も高まったのではないでしょうか。詳しくは、アーカイブ動画を実際にご覧になってみてください!
当日のイベントの様子はこちらから視聴いただけます。
動画:https://youtu.be/nVacKv37pUM
現在、FRJやファンドレイジング業界では、国際協力NGOの存在感が希薄になっています。このイベントを起点に、国際協力NGOのファンドレイジングの学び合いが盛んになっていくと良いなと感じています。
<開催概要>
【JFRA非公認】日本最大のファンドレイジングイベントFRJの登壇者が、勝手にその魅力について話す会