募集情報
2026年、インドネシア・ボルネオ島で、森林火災が始まっています。
今年は、非常に強いエルニーニョ現象などの影響で、乾燥した状態が続いています。
一度燃え始めた森は、あっという間に炎に包まれることがあります。
そして、森が燃えれば、そこに暮らす動物たちも逃げ場を失います。
私たち「ウータン・森と生活を考える会」は、30年以上にわたりインドネシア・ボルネオ島で森と動物を守り続けている市民団体です。
今、私たちが守る森で、大規模な森林火災がすでに始まっています。
この瞬間に、私たちが植え育ててきた森に火が迫っています。
火災によって危険にさらされたオランウータンなどの救護も相次いでいます。
今、火を止めなければなりません。
ボルネオ島には、オランウータンやテングザルをはじめ、世界でもここでしか暮らせない貴重な生きものがたくさんいます。しかし、その森は何度も大規模な森林火災に襲われてきました。
ボルネオの火災は、日本の私たちの暮らしと直結しています。
遠い国の出来事に感じるかもしれません。
しかし、熱帯泥炭地が燃えることで放出される膨大な温室効果ガスは、地球全体の気候変動を加速させます。
また、森が乾燥し火災が起きやすくなった背景には、私たちが日本で日々消費するパーム油や紙、エネルギーを生産するための、過剰な森林開発が絡んでいます。
この森の火を消すことは、現地の動物たちを救うと同時に、私たち自身の未来を守ることなのです。
2015年には、260万ヘクタール以上の森林や泥炭地が被災しました。
これは京都府の約5.6倍の広さです。
2019年にも、約165万ヘクタール(京都府の約3.6倍)が燃えました。
さらに、莫大な炭素を含む熱帯泥炭地の燃焼により、大量の温室効果ガスが排出されました。2015年9~10月の2ヶ月間の火災だけで日本の年間排出量を上回ったとされ、気候変動への影響が懸念されています。
これは決して「遠い国の問題」ではありません。地球全体の気候変動を加速させ、日本に暮らす私たちの未来の生活環境にも直結する深刻な危機です。
大量の煙は人々の暮らしを覆い、健康被害も引き起こします。
今年もすでに、学校が休校・オンライン授業になり、人々の足である飛行機の遅延・キャンセルが発生しています。
また、火災によって森を失った野生動物が、人の暮らす場所へ逃げ込むこともあります。
東カリマンタン州では今年7月以降、現地パートナーが13頭のオランウータンを火災現場からレスキューしました。そのうち10頭は安全な森へ移送されましたが、3頭は今も保護施設で暮らしています。
2015年、2019年と、私たちは大規模な森林火災を経験してきました。
今年は、あの被害をもう繰り返したくありません。
大火災になる前に、火を見つけ、現場へ向かい、消し止める。
そのための活動を、今こそ支えてください。
私たちウータン・森と生活を考える会は、30年以上にわたり、現地の村人たちと共にボルネオ島の森を守ってきました。
これまで約170ヘクタールの植林をして、オランウータンなどの動物たちが戻ってこられる森を、村人たちと泥まみれになりながら再生してきました。
また、日本から現地を訪れる「エコツアー」も10年以上続けており、のべ200人以上が森を守る活動に参加しています。
でも、せっかく再生させた森も、火がつけば一瞬で失われてしまいます。
だから私たちは、森を「植える」だけではなく、「燃やさない」「燃え広がる前に消す」ことにも力を入れています。
火事が起きてから大勢で消しに行くのでは遅い。
小さな火を早く見つける。
すぐに現場へ向かう。
そして、まだ小さいうちに消し止める。
これが、森と動物を守るために私たちができることです。
2019年には、私たちの植林地の目と鼻の先まで炎を、現地の仲間たちがなんとか食い止めることができました。
現地の仲間たちは、消防車も入れない森の中で、炎と戦い続けました。
「火災はもう懲り懲りだ。でも、自分の心に従って消火に行くんだ」
現地の仲間がそう語るほど、森林火災との闘いは過酷です。
消防車も入れないジャングルの奥で、小屋もない場所で野営しながら炎に立ち向かいます。
「もう3週間も休まずに消火をし続けている…」
「全身が熱くて、自分に水をかけないと火に立ち向かえない!」
そんな言葉を残しながら、彼らは森を守ってきました。
火事が見当たらない日も、パトロールに出ます。
なぜなら、火は「大きくなってから」ではなく、「小さいうち」に見つけることが重要だからです。
火災が起きれば、ホースや給水ポンプなどの機材を持って、現場へ向かいます。
でも、現場へ行くためには車やボートが必要です。そして、それを動かすには燃料が必要です。
広大な森林をパトロールするには、燃料が欠かせません。燃料がなければ、火を見つけに行くことすらできません。
今回のご寄付は、ボルネオ島3地域での森林火災への対応と、火災や生息環境の悪化によって危険にさらされた野生動物の救護に活用します。
皆さまからいただいたご寄付が、現場へ向かい、森と動物たちを守るための力になります。
過去のご支援で購入した備品も、今年の現場ですでに役立っています。
・パトロールや火災現場へ向かうための車両・ボート等の燃料
・給水ポンプやホースなどの消火資機材や、ポンプを動かす燃料
・消防チームの食料、医薬品、安全装備
・火災を早期発見するための監視や訓練
・火災から逃げた野生動物の救護、治療、移送
・保護した動物を安全な森へ戻すための活動
・現場の状況を踏まえ、緊急時に必要と判断した費用
・本企画の運営費は寄付総額の15%以内とします
燃料だけでも、1か所につき1日最低1万円程度。
消防パトロールを続けるだけでも、1か所あたり1か月30~50万円程度が必要になると見込まれています。
さらに、近年の世界情勢などを背景に燃料価格も高騰しています。
現地からは、すでに200万円を超える支援要請が届いています。
しかし、今年の火災がいつまで続くのか。
これから何件の火災が起きるのか。
何頭の野生動物を救護することになるのか。
今は、誰にもわかりません。
だから今回、まず200万円を目標に、緊急募金を行います。
200万円で終わり、ではありません。
火災が長期化すれば、さらに多くの支援が必要になります。
目標金額を超えて集まったご寄付も、その時点で最も必要な森林火災への対応や野生動物救護に活用します。
火災が落ち着いた場合も、残った資金は来年以降の森林火災への備えに活用します。
現在、ウータン・森と生活を考える会では、ボルネオ島の3つの地域で森林火災への対応を支援しています。
オランウータンの生息地として世界的に知られる地域です。
ここでは、現地パートナー団体タンジュン・レスタリと一緒に、植林やエコツアーを行っています。
広大な泥炭地が広がり、アブラヤシ(パーム油)のプランテーション拡大による乾燥で、森林火災の危険性が高まっています。
7月から雨が降らず火災が頻発し、とうとう私たちの活動地から数キロ近くにまで火災が迫ってきました。
ウータンからも先立って過去の繰越金約10万円を送金しましたが、消防活動を続けるためには、追加の支援が必要です。
これまで皆さまからいただいたご支援で購入したドローンや消火機材も、今年の火災対応に役立っていますが、燃料費や食費など、消火チームを支える費用が必要です。
豊かな森林が残る一方、パーム油のためのプランテーションや鉱山開発などによって森林が失われています。
そこでは、現地パートナーCAN (キャン:コンサベーション・アクション・ネットワーク) が、残された森を守り、地域の人たちと一緒に果樹を植え、野生動物の保護施設も運営しています。
そして今、彼らは植林地に迫り来る森林火災と闘っています。
また、今年はすでに、火災や生息環境の悪化によって危険にさらされたオランウータンの救護が相次いでいます。
CANが熱帯泥炭湿地の森林再生を進めている地域です。
火災が起きやすい場所を確認し、水源を把握し、森林を巡回しています。
火災が起きれば、ホースなどの機材を持って現場へ向かいます。
消防車が入れない場所では、人の手で機材を運ばなければなりません。
森は、一度失えば元に戻すのに何十年、何百年とかかります。
そこに暮らしていた動物たちの命も、簡単には取り戻せません。

だからこそ、燃え広がる前に動きたい。
火を見つける。現場へ向かう。消し止める。
そのために必要なのは、現地で動く人たちと、現場まで届けられる支援です。
あなたのご寄付が、森へ向かうバイクやボートを動かします。
消火のためのホースになります。
火に立ち向かう人の安全装備になります。
そして、森で生きる動物たちの命を守ります。
もう、同じことを繰り返したくありません。
今年、まだ守れる森があります。
まだ救える命があります。
大火災になる前に、火を見つけ、現場へ向かい、消し止める。
そのための力を、どうか貸してください。
【目標200万円/10月末まで】
ご支援を、よろしくお願いします。
※インドネシアの森林火災の背景や、森林と私たちの消費生活とのつながりについては、別ページで詳しく紹介しています。
(1)インドネシアの森林火災の背景
(2)森林と私たちの消費生活とのつながり
お問合せ先
団体名:一般社団法人ウータン・森と生活を考える会
Website:https://hutangroup.org
※お問合せはできるだけ問合せフォームよりお願いいたします。お急ぎの際はお電話ください。(090-3726-7481/担当:近藤)
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