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こんにちは!NピボCanvaチームの並木です。
2025年4月17日(木)に、「先輩から学ぶCanvaケーススタディ勉強会」を開催しました。
今回はNPO法人アラジの下里さんをゲストにお招きし、Canvaを活用した広報やデザインの先進事例についてお話しいただきました。アラジさんはCanvaの公式サイトでも成功事例として紹介されるほど、Canvaを先駆的に活用されている団体です。
Canvaで年次報告書を10倍速で作成!スタッフ全員が画像編集できるように
https://www.canva.com/ja_jp/learn/case-study-alazi/
本イベントのアーカイブはこちらからご覧いただけます!
より詳細な内容はぜひYouTubeでご確認ください。
ウェブデザインの経験もお持ちの下里さんは、Canvaの組織内での共有のしやすさや、リアルタイム共同編集機能の優位性に注目し、現在は画像作成から印刷物までCanvaで完結させているとのことです。
具体的な制作事例としてご紹介いただいたのは、以下の通りです。
一般的なデザインテクニックに加え、Canvaの「Magic Studio」機能を用いたAI活用術が共有されました。
横長の写真の背景(空など)をAIで延長し、縦長のレイアウトに自然に合わせることで、写真素材の活用範囲を広げます。
現地スタッフ撮影の画質の悪い写真や、解像度の低い書類(銀行の取引履歴など)の品質を向上させ、見やすくするために活用。
子供の顔とフルネームの同時掲載を避けるため、または学校の紋章などネット公開できない情報を写真から消去するために使用。
オブジェクトの色を簡単に変更する機能。ただし、人間の一部に適用すると不自然になる場合がある点に注意が促されました。
テキストプロンプトからグラフィックやヴィンテージ風などのスタイルで画像を生成し、素材として活用する例も紹介されました。
アラジさんでは、Canvaを効果的に運用するためのルールを設けています。
原則、下里さんのみがアラジのCanvaプロアカウントを使用し、他のスタッフやインターンは各自の個人アカウントでログインするルールを徹底。これにより、未公開のデザインなどを誤って共有するリスクを防いでいます。
新規作成したデザインは必ず「アラジデザイン」フォルダ内の関連フォルダに移動させ、作成後はダウンロード画像とCanvaのリンクの両方をSlackで共有することを義務付けています。
「基本的なCanva使用時の注意点」や「広報デザイン作成の注意」などをまとめたマニュアルが存在し、インターンなどには口頭で伝え、既存のテンプレートを団体の色味や文字のルールに合わせて活用することを推奨しています。
マニュアルには、デザインの配色ルール(ロゴの2〜3色を基本とし、原色や真っ黒は避ける)、文字の行間(1.5行以上)や文字間(200以上)の確保、均等割り付けの使用、印刷時の塗り足し領域の設定やCMYK形式でのダウンロードといった詳細なルールが明記されています。
時間が経つのはあっという間で、限られた時間のなかでたっぷりと惜しげもなくCanvaノウハウを共有していただきました。
この勉強会を見て、「うちの団体でもマニュアル作りました!」という他団体スタッフさんの声も。アラジ流ノウハウのシェア、確実にあちこちに種を蒔いています…。
アラジの下里さん、ありがとうございました!
NピボCanvaチームでは、専門家や団体さんをお招きし、事例紹介などを企画しています。🎉
【活動報告】Canvaチーム始動!皆でやりたい企画を出してみました
【活動報告】CanvaでAI画像が作れる?!皆であれこれ試してみました
「Canvaにこんなテンプレートがほしい!」公式クリエイターとのブレスト大会
【活動報告】Canvaでカンタンに動画が作れる!事例共有会①〜動画編〜を開催しました
【活動報告】Canvaで年次報告書も作れる! 事例共有会②〜年次報告書編〜を開催しました
2025年7月17日(木) 特別企画:Canvaデザイン公開ブラッシュアップ
2025年8月21日(木)8月28日(木) 事例共有会:SNS(予定)
2025年9月18日(木) 事例共有会:募金ちらし(予定)
2025年10月16日(木) 先輩から学ぶケーススタディ勉強会(予定)
2025年11月20日(木) 来年なにしたい?ブレスト大会
2025年12月18日(木) イベント:来年こうしよう!計画会議
今後もCanvaチームでは、様々な企画を考えていく予定です。
いつでもメンバーを募集していますので、興味のある方はぜひNピボコミュニティへお越しください!